甘木朝倉 美酒の会

〜日本酒の真価〜  Vol2
新年を迎えて1ヶ月、まだ御屠蘇気分も抜けないこのごろではございますがいかがお過ごしでしょうか。私は相変わらず日本酒に明け暮れてます。さて、前号で紹介しました通り真の日本酒と言うのは本当に素晴らしい飲み物です。日本酒と言えば灘、新潟、伏見などを思い浮かべる方は多いと思いますが、ここ数年では九州、山陰あたりがその地位を奪いつつあると言う意見もちらほらでる位がんばっております。前号で紹介した“鷹勇”も山陰の雄といわれる名品です。今号では、あとで県外の九州の雄とも言うべきすばらしい日本酒を紹介しますのでお楽しみに。まず今回は一般的な日本酒のラベル表示について少し触れてみたいと思います。まあ、私の個人的な意見ではありますが・・・・・・・・。

左記のように瓶にはラベルがついているわけですが、原材料名には 米、米麹のみをできる
だけ飲みたいものです。
醸造用アルコールを悪いとは言いませんが、ワインには純ぶどうワインなどという言い方はな
いし日本酒なんですから純米酒であってほしいと思います。あと現在は特級、1級などの級別
制度はありませんが、上撰、金印などが書かれているのを見かけますが味には無関係のよう
です。本醸造酒と言うといかにも本物の日本酒の様な気がしますが米と米麹で造る純米酒の
ほうが本物なはずですから何か気に入りません。普通酒と言うのも何か変な感じです。あと、
吟醸酒ですが大変な手間ひまかけて造るわけですから、吟醸香を引出す為や端麗にする為
または風味を良くする為に醸造用アルコールをほんの少しでも入れるのは私にとっては残念な
話です。勿論飲んでみて美味しい物はたくさん有りますが、こだわりとして純米を飲みたいもの
です。最後にもうひとつ、酒造米ですが約40種類の酒造好適米、「山田錦」「雄町」「美山錦」
「五百万石」「亀の尾」等など味の違いを見分けるのは困難ですがどれが自分に合ってるかな
ど嗜好品なんですから試してみるのもいかがかと思います。それでは今回のとっておきの一品
はとなりの佐賀県から・・・・・・。

“東一 純米吟醸 生酒

東一(あづまいち)   
佐賀県藤津郡塩田町大字五町田甲2081 五町田酒造(株)

今や全国の酒徒の注目を集める酒。吟醸酒でありながら大吟醸酒と間違う程の
典雅な味わい。フルーティーな香りと口当たりはまさに極上のワインそのもの。
美酒の会では以前にこの酒とは違う“東一 特別純米酒”を平田精肉店の極上
しゃぶ肉のしゃぶしゃぶとあわせてみましたが互いの良さを十分に引き出し、
極上しゃぶ肉に負ける事のないしっかりしたボディー。さらりとした中にも十
分に乗った旨みはさすがの一品でした。今回の“純米吟醸 生酒”はしぼった
ままの生酒ですからまさしく生きています。常温か冷で飲むと果実の様な特有
の香りが口の中で広がるまさに日本酒シャトー。とにかく美味。飲めば解る。
私がこの正月に新年にふさわしいと選んだ一品です。この生酒は限定注文
酒ですから、なかなか手に入りませんが、どうしても飲みたい方はぜひ美
酒の会へ、あるいは前号で紹介しました銘酒居酒屋“おかげさん”へ、
私の友達で手前みそのようですが料理が日本酒好きにはたまらない旨い味
を出してくれます。期待は裏切りません。・・・・・行けば解る。

                        (社)甘木朝倉青年会議所 田代 宏