甘木朝倉 美酒の会


〜日本酒の真価〜  Vol6

もう6月、1年の半分が終わりを迎えようとするこの頃、いかがお過ごしでしょうか?じめじめした梅雨はもうそこ
まで来てますが、すがすがしい初夏も感じられるこの時期
美味いもん食べて、いい酒呑んで、嫌な事忘れてパ〜っと
行きましょう。てな感じです。

さて、前号で紹介した美酒の会、見るからに楽しそうであったと思いますが、新入会者が今ひとつ少ないのは気のせ
いでしょうか?今月からは“今村順”氏も来るそうです。楽しみにしてて下さい。あと、甘木・朝倉管内で美味い食
べ物屋があったら教えて下さい。

 で、今号のうんちくですが、最近の酒屋さんでは良い事に、あまり見かけなくなりましたが、日本酒の保管について
触れたいと思います。少し前までは日本酒を買いに行くと陳列棚にガ〜っと並べられてた日本酒。吟醸酒だろうと、又、
真夏であろうと管理体制が非常に悪かった。ワインなんかは御丁寧に冷暗所の冷蔵庫の中に大切に閉ってあるのに比べ
ると酷すぎる、憤りを感じる位の物でしたが、最近は陳列棚には空瓶を、冷蔵庫には新聞紙にくるんだり、箱に入った
日本酒がある。大変いい傾向です。日本酒の保管で注意しなければいけないのが、やはり高温・光・酸素の3つのファ
クターである。冷蔵庫か風通しのよい冷暗所に保管するのが適切であろう。光といえば太陽光だけでなく、蛍光灯の光
も品質劣化の原因となるので注意が必要です。1度開封したら、真空度が保たれていた瓶に空気が入って酸化が始まる
ので、早めに飲みきるのが基本である。私の思うには、冷蔵保存でも1度開封した物は1週間と持たずに味が変わると
感じます。ただ、寒冷な冬期や低温保管や酒の種類によっては開封直後よりも、ある程度空気に触れさせて飲むほうが
一段と美味しくなる事もある。瓶の中で真空度が十分に保たれている酒は一種の酸欠状態にあるので、適度に酸素を与
えてホっと一息つかせてやるほうが酒を健康にし飲み手を歓ばす事になると言う話もある。でも私は一升瓶位なら開封
したらすぐなくなるから経験がない。

またの機会に試してみるとして、さて今月の美味い酒は・・・・・・・






花 垣” 米しずく(山廃純米)

“花垣”(はながき)  福井県大野市元町6-10  (有)南部酒造場


          

前号でも写真で紹介しました5月の美酒の会で飲んだ酒。第1回の美酒の会でも当会員の美男、馬場チャン
の推奨する一品。とにかく美味い。美味い。美味すぎる。スっと入って口当たりもいいのにズシッとくる力強
さ、でいて少しもひつこくなく後味もいい。キレがいい。山廃だけに少しクセがあるけど、それがまたいい。
米がいい。有機農法 低農薬“5百万石”100%使用。EM菌や合鴨による除草などで進化し続ける酒米。
名杜氏の卓越した技にて仕込み、育み、出来上がった酒。言葉が出ない位美味い。あの美食家で知られる
多田OB”も大絶賛。山下監事ももちろん大絶賛の酒。私は冷やがだいたい好きですがこの酒は燗にして
も美味い。味が崩れない。豊かなふくらみが有り繊細さと腰の強さを併せ持つ私の自慢の一品。
この瓶を見ただけで、もう美味い。能登杜氏 畠中喜一郎氏に拍手。ちなみに水は日本百名水
(越前大野の伏流水)。ぜひ美酒の会へ・・・・

     山廃とは正式名称「山卸廃止仕込」と呼ばれる昔ながらの酒母の製造方法の通称

難しい説明は今度にして手間ひまかかる、極めて高度な技術を要する方法でこの技を熟知する杜氏は全国でもごく少数です。快い酸味が際立つ味崩れしない腰の強さが特徴のひとつ。クセが有ると言う意見も多いですけど全体的にいい調和のとれた味わいです。ぜひ一度お試し在れ。


ぜひ美酒の会へ・・・  美酒の会 田代  宏