vol.4 友との再会を誓って

この日朝起きてシャワーを浴びようとお湯をひねるが出てこない。1分経っても出てこない3分経っても出てこない。5分後ようやくお湯が出てきたが浴槽に流れるお湯は薄茶色。効能は何かわからないがさぞかし体にいいに違いないと言いきかせ入浴。心地よい風を浴びながら歩いて朝食会場へ。インスタントのコーヒー・紅茶、羊のミンチスープにパン、トマト、キュウリ、目玉焼き・ハム。食事を終え会場を出るとウッッカを囲んで朝から一杯引っ掛けてるウランバートルJCのメンバーが手招きするが誰も行こうとしない。朝からウォッカは辛いのである。この日は帰国へ向けてウランバートルへ移動。訪蒙以来数度目のパンク修理を終えてエルディネット門へと向かった。途中道の脇の森へ立ち寄り聖なる水を飲む。湧き水の横に立つ木には例の青い布が飾ってありここにも神への感謝の気持ちが表されていた。


いつでも何処でもこの風景は見られる

羊や牛の横断に車も強気の直進

エルディネット門に着くとエルディネットJCのメンバーが待っていた。短い滞在期間であったがエルディネットのメンバーの心からのアテンドに心底感謝の気持ちがわいてくる、が・・・やっぱりここでもウォッカ。一杯ならともかくも2杯3杯となると昼から飲んでらんねーよといいたくなるが精一杯の見送りに感謝なのである。空港に行けないメンバーとはここでお別れ。固い抱擁を交わし再会を誓い合う。さぁ、エルディネットの地ともお別れ、一向はウランバートルへ向けて出発した。


お別れのトクトーイ

空港に行けないメンバーの見送りを受ける
エルディネット門から市内を望む

帰りは往きと違い景色を楽しむことが出来る・・・と思ったが行けども行けども同じような景色。行けども行けども高原で初冬の陽気についついウトウト。寝るにも限界があり皆抜け殻状態。会話も弾まず2時過ぎにやっと昼食会場へ。ここは観光客相手のツーリストキャンプ。中央にクラブハウスがあり、数個のゲルが建つ。中には図書館や歴史資料館として使ってるゲルもあった。チキンか羊肉の小籠包を選べる昼食。羊肉の小籠包は肉のにおいがそのまま閉じ込められており藤木理事長はギブアップなのであった。昼食後はゲルや歴史資料館を見学し、再びウランバートルへ向け出発。


県境にもオーボー(※注3)が見れる

行けども行けども景色は変わらず
やっぱり景色は変わらず

国道沿いにあったオーボー

仏舎利もあり
通行人は旅の安全を願い石を置く

理事長記念の1枚

やっぱりこの景色
大自然に向かっては気持ちいい

やっと着いた昼食会場ツーリストキャンプ

中野君が前乗りでお出迎え
歴史資料館として使ってるゲル

中は図書や展示品が

古代の王様のゲル移動の模様
エルディネットのメンバーと

ツーリストキャンプのゲル内部

天井には明り取りも
毛皮に焼き鏝で書かれた絵

※豆知識3  オーボー
昔モンゴルの人々は山や川に神様が住んでいると考えていた。中でも天の神は一番えらいと考えられていた。人々は天の神様に生贄や家畜などを捧げていたが、その時に神様が見つけやすいようにと石を積んで高く山のようにした。それがオーボーです。今も国境や道、泉や鉱泉、英雄を埋葬したところなどモンゴルのいたるところで見受けられます。

通行税の料金所をとおり火力発電所の煙突が見えウランバートル市内へと入っていく。夕方のウランバートル市内はひどい渋滞。渋滞を抜けたいドライバーたちはなんと歩道を通過し強引に車列へ。これはモンゴルでは当たり前の運転だとか。大通りへ出ると片側4車線の道路は車線があってないようなもの、ぶつかったあんたが悪いっタイ、ぐらいな勢いで皆が運転してた。福岡のタクシーがよっぽど安全運転に思えた瞬間であった。宵闇が迫り政府の中央庁舎がある広場へ到着。建物の中央にモンゴルの英雄チンギス・ハーンが鎮座し、広場には革命の英雄スーフバールドの銅像(※注4)があった。写真撮影を終え一向は市内中心部のデパートへ。モンゴル塩やウォッカ、Tシャツ、誰かにあげるのであろう羊のストールなど思い思いに買い物を楽しむ。夕食は中華料理。食事の前にメンデ理事長が今回の合同事業に感謝の意を述べ再会の約束をされた。モンゴルに来て初めて腹いっぱいの夕食にメンバーも大満足。お土産にモンゴル各地の遺産が書かれたタペストリーをいただく。若いエルディネットのメンバーからは『今度来るときはお互い英語でお話が出来るように勉強してきてください』と宿題を出された。篠田君は誕生祝いをしてくれたお礼の挨拶をし、最後に藤木理事長が今回の訪蒙で手厚いもてなしをしてくれたエルディネットJCのメンバーに感謝の言葉を述べた。空港に行く途中に名古屋場所で優勝を飾った白鵬が、超VIP待遇で先導されている場面に遭遇。


内閣府が入る建物

この時点で6時ぐらいか
中央にチンギス・ハーンが鎮座する
内閣府の周りには政府機関が多数
夕食の中華に期待大のメンバー

藤木理事長からお礼の挨拶

※豆知識4  スフバートル像
モンゴル市内の中心、モンゴル政府庁舎の南面にモンゴル独立の功労者スーフバートル像が建つ。台座には『我らが心と力を団結し、ひとつの目的に向かい行動するならば、たどり着けない場所はない。知りえないこと、不可能というものは何一つとしてない。至福を得て然るべき事はただ我らの強靭な意志のみが知る』と刻まれている。

再会を約束しさよなら

空港では甘朝のハッピを着たエルディネットのメンバーといつまでもいつまでも別れを惜しみ、再会の約束をしっかりしてきました。皆それぞれに感慨深い思いを胸に00:20発KE868便で大自然のモンゴルを飛び立った。日付が変わった26日仁川を08:00に飛び立ったKE787便は午前9:15に福岡空港到着。夜間工事を終えその足で迎えに来てくれた川口君・今村婦人の出迎えを受け今回の共同事業が無事終わりを告げた。


名残惜しく記念撮影が続く

あれから3年お互いの絆は第一回共同事業という形で示された。しかしこれは終わりでなくあくまでスタート。今後両LOMの思いは益々大きなものになっていくだろう。

1日がかりでやっとたどり着くお互いのふるさと。

遠く遠く離れた友だからお互いを想い、熱い熱い友だからお互いを理解できる。

どんなに遠く離れてても志が一緒なら素晴らしい付き合いが出来るはず。

JCだからこそ海外の同じ想いを持った同年代と出来る国際交流の形、

甘木・朝倉とエルディネットだからこそ出来る国際交流の形、創りあげていきましょう。

『エルディネットJC,甘木・朝倉JCフレンドシップ2007』今新たな物語がここから始まる。

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